金属工芸品

  1. TOPページ
  2.  > 京都の伝統工芸一覧
  3.  > 金属工芸品

金属製品は、弥生時代前期にはすでに使われていた。奈良時代には、仏教の隆盛とともに寺院や仏像が相次いで造られるが、それに伴って金工技術も著しく発達、さらに平安時代になると、金工師たちも奈良から京都に移り住み、数多くの金属製品がここで作られるようになった。次いで室町時代になると、それまでの鋳銅とは異質の色合いをもつ花瓶、香炉や燭台などが中国から伝わり、わが国の金工に影響を及ぼすこととなった。桃山時代、京都の釜座には鋳物師数家が軒を連ね、鍋や釜など日常用品とともに鏡なども作っていた。また、この時代には武器や甲冑、刀剣などの装飾がめざましく発達し、その技術は江戸時代へと伝承されていった。

ところで、金属工芸といってもその範囲はずいぶん広く種類も多いが、技法的には、大きく鋳金、鍛金、彫金、錺金、象嵌、七宝に分けられる。



鋳金はいものとよばれ、溶解した金属を鋳型に流し込んで造形する技法で、主として仏像や梵鐘、茶道具、美術工芸品などに用いられる。うちものともよばれる鍛金は、金属を自在に延ばし、縮め、立体的に造形する。鋳金に比べて軽く仕上がり、主として器などを製作する。彫金は別名ほりものといわれ、金属板に模様を彫ったり、浮彫にしたりする技法である。象嵌は、金属に金や銀、赤銅などをはめ込んで模様を表現する技法を指す。さらに七宝は、金属の素地にガラス質の釉薬を焼きつけて装飾する技法で、釉薬の種類によりさまざまな発色をするのが特徴である。

このような金属工芸の用途は、花器、食器、装身具、家具、装飾品、建築金具、茶道具、文房具などと幅広く、また素材も、金、銀、銅、鉄、赤銅、錫など多岐にわたっている。

  • ページの先頭へ戻る

製作工程

鋳金

鍛金

象嵌

  • ページの先頭へ戻る

関連団体

京都金属工芸協同組合

所在地 〒606-8343
京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1 京都市勧業館内KYOオフィス
TEL 075-761-3460
FAX 075-761-3466
理事長 荒堀 秀樹
設立 昭和49年6月5日
役員構成 理事14名 監事2名
会員数 63名
事業内容 1.意匠デザイン品質技術に関する事業
2.共同展示
3.教育情報
4.福利厚生事業
5.表彰推せん他
概況 京都の伝統産業金属工芸者をもって組織し鋳金、鍛金、象嵌、彫金、七宝、錺金の業種からなり金属工芸展の開催や健康診断等、組合員の技術、デザイン向上、健康管理等、業界の振興発展に寄与する。
  • ページの先頭へ戻る